Bauhaus、山椒大夫、本のメモ
2008/01/29 (火) 20:48カテゴリー: web, 日々, 本
レポートの季節、内定先のインターン業務、そしてこの期に及んでゼミでの担当が一気に降ってきてなかなか忙しいこの頃。iKnow!だけは几帳面にやっているのだけれど。ゼミの担当は前回の記録のレジュメ化も含んでいて(1)、記録用に持ち込んだ録音機器で自分の声を聞いたら思ったより間抜けな声でショックだった。(笑) というわけで今回は雑ネタと買った本・気になった本のメモのみ。
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大学の一般ユーザー向けPCの多くがMacでその時以外はWindowsを使っている。それで不便を感じたことはないのだが、ついこの間Macユーザーをうらやましく思うことになった。といってもその薄さで話題を呼んでいるMacBook Airのためではなくて、Firefoxのテーマ”The Bauhaus reloaded“がMac専用だったため。ぜひリンク先の「すべてのプレビュー画像を表示」からそのデザインを見てほしい。大学のものに入れて試してみたが、大胆かつ簡素なアイコン化がよい。Windows版出ないかしら。
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映画のことはまったく知らない。しかし溝口健二の「山椒大夫」を前から見たいと思っていて、参考のために岩波文庫で森鴎外(鷗外)の「山椒大夫」を買ったら、既に集英社文庫でも持っていた。同じものではないから厳密な重複ではないが、本が増えてくるとまったく同じものを買いそうだ。この管理はなんとかしたい。それはともかく、立ち読みした佐藤忠男『溝口健二の世界』によれば、鴎外のものは厨子王が一人では歩けない障害状態に陥る部分や山椒大夫にわりと残酷に復讐する部分がカットされるなど、かなり脚色が入っているのだそうだ。溝口の映画にあわせる形で鴎外の脚色を明らかにする林屋辰三郎「「山椒大夫」の原像」という論文が発表されたという。
買った本などの羅列
新刊・旧刊・新本・古本問わず。著者アルファベット順。この間久しぶりに吉祥寺に行って古本屋を何軒かのぞいた成果もあり(2)。というか、ちょっと前に段ボールで本を売り払ったばかりなのだが……。
最初に、買わなかったけど面白そうだった本を。
徳丸 吉彦編『事典 世界音楽の本』(岩波書店)
音色などの音楽学的な事項から音楽演奏と社会の歴史(「コンサート」の発生)などにまで目配りが効いているものだった。
山内 志朗『普遍論争』(平凡社ライブラリー)
以下買った本。
安部 公房『砂の女』(新潮文庫)
これを買ったら古本屋の店のおばさんが珍しく『安部公房全作品』が入って売れていったことを教えてくれた。『全集』のほうが網羅的だとはいえ入荷は珍しい模様。
網野 善彦『異形の王権』(平凡社ライブラリー)
網野 善彦『無縁・公界・楽』(平凡社ライブラリー)
ブッツァーティ著、関口 英子訳『神を見た犬』(光文社古典新訳文庫)
デカルト著、谷川 多佳子訳『情念論』(岩波文庫)
橋本 治『浮上せよと活字は言う』(平凡社ライブラリー)
こちらの活字離れエントリで取り上げたものを入手。
廣川 洋一『イソクラテスの修辞学校』(講談社学術文庫)
最近なにが驚いたって同じ文庫の廣川洋一『プラトンの学園 アカデメイア』がどうも絶版らしいということ。岩波文庫のトゥーキュディデース『戦史』も品切れらしいが、これはいつか重版しそう。
市河 三喜・西川 正身・清水 護『英語引用句辞典』(研究社)
箱なしカバーなしで3桁台のお値段で入手。ラッキー。
生田 武志『ルポ最底辺』(ちくま新書)
稲葉 振一郎『経済学という教養』(東洋経済新報社)- 岩城 宏之『楽譜の風景』(岩波新書)
鎌田 茂雄『禅とはなにか』(講談社学術文庫)
萱野 稔人『カネと暴力の系譜学』(河出書房新社)
キェルケゴール著、斎藤 信治訳『死に至る病』(岩波文庫)
なぜか『不安の概念』のほうを持っているのにこちらは持っていなかった。
マルクス・アウレリウス著、鈴木 照雄訳『マルクス・アウレリウス「自省録」』(講談社学術文庫)
諸橋 轍次『孔子・老子・釈迦「三聖会談」』(講談社学術文庫)
中村 圭志『信じない人のための〈宗教〉講義』(みすず書房)
野坂 昭如『アメリカひじき・火垂るの墓』(新潮文庫)
[追記]「火垂るの墓」といえば以下のエントリも忘れがたい。アメリカAmazonでの評価を追った「『火垂るの墓』に対する最も参考になる米Amazonレビュー - A Successful Failure」、そして野坂自身のコメントを取り上げた「「火垂るの墓」に関する低い評価(米Amazon) - ちょさかのひとりごと」である。[追記以上]
野坂 昭如『骨餓身峠死人葛』(岩波現代文庫)
このシリーズもあと一冊を残すのみ。- E.A.ポー著、阿部 知二訳『ポオ小説全集 1』(創元推理文庫)
- E.A.ポー著、田中 西二郎訳『ポオ小説全集 3』(創元推理文庫)
- E.A.ポー著、丸谷 才一訳『ポオ小説全集 4』(創元推理文庫)
斎藤 美奈子『文章読本さん江』(ちくま文庫)
斎藤 美奈子『趣味は読書。』(ちくま文庫)
佐藤 優『国家論』(NHKブックス)
高橋 浩子、本岡 浩子、中村 孝義、網干 毅編著『西洋音楽の歴史』(東京書籍)
梅森 直之編著『ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る』(光文社新書)- 『夢野久作全集 9』(ちくま文庫)
「ドグラ・マグラ」。
- 「記録・議事録」を意味するドイツ語でProtokoll(プロトコル)と呼ぶのが通例。記録係はProtokollant(プロトコラント). [戻る]
- SEINA CAFEという小さなカフェに行ったがランチの料理もコーヒーもおいしかった。ついでに言えばマスターが渋くていい感じだった。 [戻る]



2 月 9th, 2008 08:29
先日は拙ブログにお越しくださってありがとうございました。
すごくおもしろいエントリが多いし、本の一覧がすごく助かります(なんだか他人の本棚とは思えないくらい、かぶっている本も多いのですが)。
わたしもこんなフィードをつけようかしら。
>同じものではないから厳密な重複ではないが、本が増えてくるとまったく同じものを買いそうだ。この管理はなんとかしたい。
同じ悩みをわたしも抱えているんですが(笑)、これ、やっぱり不可能じゃないかとあきらめの境地です。
鴎外だったらちくま文庫で全集を揃えたらダブリもなくなるのかもしれないけれど、すでにいろんな文庫で微妙に被りながら持ってるし、さらにフィリップ・K・ディックの「人間狩り」なんて、一体何冊持ってるかちょっとわからない。
本の管理は何にしても頭の痛い問題ですね。
2 月 9th, 2008 16:36
コメントありがとうございます。
実は文学部卒の文学知らずなので(笑)、面白い、オチのある話というより理屈っぽい文章になっているのではないかと思います。
その点陰陽師さんの文章はよく練られていてアーカイブも充実してますよね。見習いたいと思います。
そうそう、実はこのエントリを書いた時点で完璧な重複をしてしまっていたことが後で判明しました。本屋さんで結構探して買ったらひょいと本棚にあって。いつかバーコードリーダーを使って目録ができないかと考えています……。< http://www.yomupara.com/barcode_reader.php >
それではまた。