競争、たまご、おこがましい(おまけつき)
2007/09/16 (日) 11:03カテゴリー: web, 考え事, 言葉, 音楽
忘れないうちに書いておく。
- たしか競争社会について懐疑的な意見を呈している人に「精子の段階で競争している人が何を言う」と反撃していた人がいた(ネット上で)。反撃としてはあまり役立っていないと思うけれども、そこまで遡る発想力に感心した。/「競争はダメだから精子は一回に一個です運動」(?)
- なぜ未だに子どもは母親の腹から産まれるんだろう?出産は危険だ/医者が足りない/産休取るのが大変というなら安全な人工子宮カプセルから産まれるようにすればいいのではなかろうか。名づけて「こうのとりのたまご」。停電したら大変そうだ。もちろん心情的な反発は大きいだろう。/しかし逆にこれが普及したら自然子宮はどうなるんだろう。こういう話、SFにあるのかな?
- しかし心情的な反発と倫理的な問題との違い、あるいは安全性―科学技術/コスト―社会道徳・通念というあたりの話は微妙な話。特に性関連は面倒。試験管ベビーや中絶は許されるのかとか、国民国家と子ども観とか、女性の平等/不平等とか父権制社会とか、高等教育とか啓蒙とか、わーっと話が広がる。国民国家以前の子ども観は「子どもは死んでも次々やってくるもの」みたいなものであったと聞いたことがあるが、水子供養はあっただろうから一つの処世術的思考ではあったのだろうか。
- 話変わって、ブログにつくネガティブコメント。人権とか名誉毀損とか、実名匿名とかの議論から外したアサッテの方向で言うと、機能分化社会において「常識/良識」ってものがなんとなく共有されてたけれども、結構非常識な人たちがいらっしゃいますね、という話なのではないかな。特に政治・経済系の議論は水準と前提が見えにくいのではないでしょうか。ええ、私は政治も経済もチンプンカンプンなので黙って読むだけです。
- 「一歩前 君のはそんなに 長くない」というお札でもブログに貼っておけばいいんじゃないかな。生物的な女性には無効だけど…と尾籠な滑稽話でも突っ込んでおこう(1)。この「尾籠」ってのは「をこ」の当て字の音読みなのかな?「をこがまし」は「愚かだ」ということ。
- 『広辞苑』引いたら「尾籠」はそのようだった。『語源海』引いたら中国語の「烏滸」(「愚か」の意)を日本で「尾籠」と当て、音読みしたという。「愚か」から下がかった意への変化は17世紀初期か、との記述あり。伝説的には、海神の末裔という応神天皇との関連ありとの指摘あり(『語源海』「尾籠」)。
- イヤな予感がしたので「おこがましい」を引いたらやはり「をこ・がましい」に由来と書いてある。古い中国語の「烏滸」が先なんですな。「がましい」は「や・かましい」などと同じく「たいへんうるさい意」。本来は中国語で『後漢書(南蛮伝)』に見える「烏滸ノ人(人を笑わせること多いもの、中国南方(広西省)にすむ未開人という)」が語源だそうな(『語源海』「おこがましい」)。
- というわけでこのエントリも未開人のものということになりそうで、笑い飛ばしていただければ幸い。「笑いは人間の本性」とラブレーも言っていますから。
- そうそう、『語源海』の杉本先生、しっかり「尾籠」の節に「一種の老人専用語か」と書くのをお忘れにならないのがまたステキ。見事に老人認定。
- お、ここまで読まれた?貴重なお時間ありがとうございました。まもなくおまけです。お口直しに米海兵隊軍楽隊(アメリカ海兵隊バンド、United States Marine Band)の演奏をどうぞ。要フラッシュです。曲はJ.P.スーザの「神秘の殿堂の貴族たち」(John Philip Sousa, "Nobles of the Mystic Shrine"「神秘な殿堂の貴族達」とも。)このバンドのサイト、<http://www.marineband.usmc.mil>なのですが、どうも日本から(アメリカ国外から?)はアクセスが弾かれるようです。プロキシ通せば行けるみたいですが、なぜ弾いているかは謎。演奏が転がってるようです。しかし流石にうまい。ライブとは思えません。そうそう、このseeqpodというサイトも便利。それでは こちら からどうぞ(音が出ます)。






9 月 16th, 2007 13:04
海兵隊サイト、うちからは串なしでさくっと繋がっちゃいました。
ひとまずスーザの自作自演の入ったものを落としてきました(^^;)。
お教えいただき感謝デス。
9 月 16th, 2007 20:13
な、なんと…そうでしたか。
私のところはIPかプロバイダではねられているのか…いや、悔い改めよというお告げなのか。(笑)
自作自演は貴重な音源ですね。マーチも毎月入れ替わるみたいに書かれていたような。太っ腹だ。