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『論座』 7月号 ほか

2007/06/22 (金) 23:38
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kwout this!

論座 2007年 07月号 [雑誌]

前回「なぜか第一特集はピンと来ない」と書いたのだが今回の「格差、保守、そして戦争。」はピンと来た。(笑) あまり微に入り細を穿つと版元への営業妨害になるからサラッと流していく。小林よしのり・雨宮処凛両氏が店員を交えながらネットカフェでトークしているが記事の終わり方がとりあえず爆笑モノ。小林氏に関しては私は(彼を取り巻く様々な運動もあって)一種食わず嫌いだったのだが、今回のインタビューは『戦争論』以後の氏自身に関してインタビュアーが喰らいついていて興味深かった。中島岳志氏の「思想と物語を失った保守と右翼」は政治的立場としての保守・革新・右翼・左翼をクリアーに整理していて、それらの区別とナショナリズムに関してE.バーク、玄洋社あたりまで持ち出してくれているのは親切。漠然と保守・右翼がごっちゃになっている現在に楔を打ち込む案内文だと思う。小泉政権に関してもう少し欲しかったと思うが紙面の都合もあるだろうから仕方ない。これに米中などの対外関係が絡んでくるともっといろいろ出てくるのだろう。もう少し言えば「激烈なる保守」(「右翼」ではなく)とでも言った描写が目から鱗だった。萱野稔人氏が津田塾に行かれたのは知らなかった。ほか、まだ全部は読んでないのだがとりあえず匿名希望の「某中央官庁官僚」氏によるネタ話は埋め草なのかどうか知らないが面白かった。というわけで皆さん詳しくは書店へ。

 ところで今日書店にふらっと入って新書棚を眺めていたら、講談社現代新書がカバー背表紙部の装丁を変えたことに気づいた。ひたすらヴィヴィッドな色が乱雑に並んでカオスだったからな…と思っていたら川人博『金正日と日本の知識人―アジアに正義ある平和を (講談社現代新書 1897)』という本が出ていて意外な名前と題名の組み合わせに驚く。いつの間にかこの人拉致問題で姜尚中とやり合っていたのか。とはいえ私にとってこの人の名前はあくまで間接的なものに留まる。しかしその間接的な名前との間にある直接的な名前に私の呟きは届くまい。

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