品川、けいはんな、Xanadu
2007/06/12 (火) 01:15カテゴリー: 日々
今日は高校の時に部活を共にした後輩と食事。彼は今は石川のほうの大学院で研究しており、来年度からこちらで働くそうだ。品川駅の外で食べたのだが、なぜか彼の方が街に明るく、これまで品川駅はただの通過点だった私に代わって案内してもらう。(笑) なんでも企業との共同研究関連でちょくちょく来るのだそうだ。このことから分かるように彼は理系である。
食事しながら旧知の人々の近況や「腹の探り合い」の面倒さなども話したが、関西方面の学術的な取り組みの話は初耳で興味深かった。今までうかつにも「けいはんな」は私にとって電車路線の名前に過ぎなかったが、「けいはんな学研都市」という名前に見られるように京都・大阪・奈良全体の学術的プロジェクトも巻き込んだ名前なのだそうだ。ついでATR(株式会社 国際電気通信基礎技術研究所)という名前も聞く。サイトを見る限りではかなり先端的なことに関わっているようで「できたらいいな」を形にしていくプロセスの楽しさが伝わってくる。彼自身も目下ある種の楽器開発や発想支援等の研究を行っているそうで、会話全体を通しておそらく私よりはるかに充実した学生生活を送ってきたのではないかと感じた。
彼が羽田へ行くために駅へ戻る間、少しだけ梅田望夫氏の話題が出た。我々がいまWWWの前提としているHTTPよりも先に、Xanaduというより高い理想を目指したプロトコルが先駆的概念として存在したのだそうだ。が、結局Xanaduは広まらず、現在セキュリティや法的にいろいろな問題を引き起こしているHTTPが我々に残された。梅田氏はそうしたネットの技術的挫折の過程を直視せず理想論に走っているのではないかという意見だった。私の知識が不十分なために彼の意図を十分には汲めなかったかもしれない(だからこの話も曲解があるかもしれない)が、梅田氏への批判的意見も聞いてみたいと思わせられた。比喩的に言えば悪貨は良貨を駆逐するということなのだろうか?





6 月 13th, 2007 02:46
つ http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2006/05/web.html
6 月 13th, 2007 17:51
ご教示ありがとうございます。
Googleという企業の情報観に対してやや感情的な反論になっているように感じましたが、結論部は奇妙なことに梅田氏とそれほど遠くなっていないように読みました。
コメント欄にもあるように「中国語の部屋」問題をどう捉えるかという点に落ち着くと思いますが(人間という情報処理系に特別高い価値を付与するか否か)、感情的な拒否では本文にもあるとおり「負け惜しみ」になってしまう可能性が高いのではないでしょうか。たとえそれが美しいものだとしても。
「雑種路線でいこう - Web2.0を疑え<http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20061122/web20>」も併せて読むと興味深かったです。
それではまた。