論座
2007/03/09 (金) 23:13カテゴリー: 本
先月号に引き続き今月号の『論座』も買ってしまった。もちろん特集の「グッとくる左翼」なんかはどうでもよくて*1、謎の麻生太郎直撃インタヴュー「ポスト安倍? あははは。そりゃ、いまも政権は目指してますよ」も脇にのけて、同誌1月号に掲載された赤木智弘「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」への応答集が目玉である。ブログ界での反応は何箇所かブックマークしておいたので気になる方は左のブックマークからどうぞ。こちらの萱野氏の議論には納得。なお赤木氏のサイトはこちら。
私は残念なことにこの議論を今月号で初めて知ったのだが、時代の閉塞感と格差社会の構造化、戦争、倫理がごちゃまぜになっていておもしろい話題だと感じた。「しんぶん赤旗」編集局長の奥原紀晴氏が微妙にアジ論調になってたり、「革命」なんて言葉が政治的な意味で出てたりしてなんだか不思議な感情になった。
引用二つ。
抵抗のポーズで権力の思う壺に嵌まる愚の骨頂の前に、やるべきことはいくらでもあるだろう。
斎藤貴男「まずは自力で立ち上がる意志を」 『論座』2007年4月号 p.97
…そこが一番の弱点、若い人たちがわかっていないところのような気がするんですよ。今の若い人は現状分析が全然できていないのではないでしょうか。社会はのっぺらぼうだと思っている。今はテレビも、共産党や社民党、そしてそれに同調するか似たような考えの知識人については話題にしなくなりました。ラジカルな学生運動でいま党派として残っているのは革マルぐらいで、あとは個々バラバラになって取り上げられもしなくなった。そういう状況の中で若い人たちは、どういう言葉遣いをして社会への違和を表明したらいいのかわからないし、自ら考えたこともなさすぎるんじゃないでしょうか。
吉本隆明「吉本隆明、まだ考え中」 『論座』2007年4月号 p.110
*1:でも雨宮処凛は読む予定。というか「地位でもなく、おカネでもなく、とりあえず、こたつ」(素人の乱)を見逃していた。不覚。
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