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検証は

2006/10/12 (木) 18:44
カテゴリー: web
kwout this!

大事ですのぅ、というお話。webやblogが引用の集積であればあるほど。

Ciceroの引用(とされているもの)は確かにすごい。「そして、みんなが本を書いている。」が続くかと。「ほんとう」と言う語は「本当」という字からも分かる通り、元来は(物事の)根に突き当たることを示したのだろうが*1、悲しいかな本が本当とは限らないわけで。しかしある言い回しの発生を辿るというのは物の発生を辿るよりはるかに手間取ることなのではないだろうか。言い回しが使われるうちに語源への誤解が広まったりすることは十分ありえることだし*2、結局「ここが今辿れる限界」を示すことで満足せざるをえないところがあるのではないか。

ネットでの検証性と言えば、こちらのエントリーも最近印象に残ったので紹介。

*1:これは単なる推測。手元の学習用漢和辞典3冊にも、『大辞林』『広辞苑』にも語源解説はなかった。

*2:たとえば「帝王切開」とか。(1)Caesarがこれで産まれたと言う説が一番有名(かつ悪名高い)なのだが、(2)カエサルがこれに関する法律を制定した説、(3)sectio caesarea(直訳は「切り開いて分けること」(つまりそうして行う分娩のこと) )というラテン語をドイツ語に訳す際にドイツ人がcaesareaを「カエサルの」だと勘違いしてKaiserschnittと「誤訳」し、それが日本語に残った説など諸説あるが、厳密に言えば全て誤りだと思われる。詳しく知りたい向きはこちらを参照。ここの検証によれば、結局(3)が一番近いが、ドイツ語は直訳であり「誤訳」ではない。誤訳したのは日本語にした人であろう。Caesarが「分家」を意味したこと(そこで「切り分ける」の意味とつながっていた)が(おそらくヨーロッパにおいても)忘れ去られた結果の悲喜劇なのである。

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