指輪物語
2006/08/28 (月) 00:53カテゴリー: 本
- ちょっと考察する必要があるだろう。トールキンはこれをカトリック的で慈悲の物語と考えていたようだが、どうも素直にそう受け取ることは出来ない。
- 主人公を誰に取るか、かなり解釈の余地を許すストーリーである。アラゴルンでもガンダルフでもサムでもフロドでもゴクリでも行けそう。
- 「旅の仲間」の上「馳夫」でガンダルフの手紙に書かれ、下「エルロンドの会議」でビルボが詠む詩(作はビルボ)。
金はすべて光るとは限らぬ、
放浪する者すべてが、迷う者ではない。
年ふるも、強きは枯れぬ、
深き根に、霜は届かぬ。
灰の中から火はよみがえり、
影から光がさしいづるだろう。
折れた刃は、新たに研がれ、
無冠の者が、また王となろう。*1
英語。
All that is gold does not glitter,
Not all those who wander are lost;
The old that is strong does not wither,
Deep roots are not reached by the frost,
From the ashes a fire shall be woken,
A light from the shadows shall spring;
Renewed shall be blade that was broken,
The crownless again shall be king.
*1:最後の句だけ、(持っている新版文庫本では)「馳夫」の箇所と「エルロンドの会議」の箇所で句読法が異なる。引用したのは前者であり、後者では読点が無い(「無冠の者がまた王となろう。」)。




