o xein’, angellein…

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Cassirer

2006/02/14 (火) 13:20
カテゴリー: 読書会
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担当のHobbes。Hobbesは政治哲学・社会思想家としてしか知られていないが、その背景には彼の強烈な唯物論的発想がある。彼の哲学は幾何学・自然哲学・コモンウェルスの学からなるものであった。
彼の理論哲学の著作De Corpore(『物体論』)はまず所与を現象に限定し、その原因として外界の運動を推論し、外界の物体を措定する*1。ここで考えられているのは玉突き的な運動の連鎖モデルだろう。この外界の物体が実体として考えられてからは、人間の自由意志は完全に否定される*2。彼は自己運動を認めない。あらゆる運動は他の運動の結果である。そして人間の心理状態そのものは物体的なものでなくとも、それはなんらかの物体の運動の結果であると言うのである。

*1:HumeはHobbesとほぼ同じ自我観を取る―知覚の連鎖における想定物―が、この議論に関してはTreatiseで非難している。現象から出発して推論されるべき外界の物体、その運動が先取されているという。

*2:他方当時人間の自由と神の恩寵とをどう両立させるかという論争があった。人間の自由を否定するのはLuther、それらは両立すると考えるのはErasmusである。

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