昼から授業に出る。授業では反省の問題の導入部。しかし面白かったのは質問で関連して出たAbschattungとHyleの関係。AbschattungはNoema的な対象を前提して初めて可能となる。Abschattungは非常に分かりやすい例なのだが、裏返せば視覚的なモデルにしか通用しないのではないだろうか。先天的な全盲人の世界と健常人とは決定的に違うはずだが、しかし住んでいる世界は同じである。視覚と触覚*1、また運動感覚の問題。
その後ゼミナール。empirischな立場に立つ人とtranszendentalな立場に立つ人とでいかに話が噛み合わないかの例示。empirischな立場の人によれば「世界が存在しないかもしれない」などと発言するのは気が狂っているそうだ。いや、empirischには確かに確実なんですけどね。
他には『荘子』の「胡蝶の夢」、また故事の「邯鄲の夢」の話も出たが、これらは元の話しの意図としては全く別々のもの。夢続きでいえば、中世の人間が毎日12時間農夫として生き、残りの12時間きっかりは非常にリアルな夢で王様になっている場合、この人は農夫なのか王様なのかという問いがあった。ところでこれ誰の問いでしたかね…。
*1:Vgl., Id. II, S.69f.
















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