オイリング

今日はオイリングを初めてしてみた。木の管楽器は演奏すると木の内側が呼気によって水分にさらされ、いくらか膨張する。それが木の外側との歪みを生み出し、程度がひどいと木が割れてしまう。これを防ぐために水をはじく油を木の内側に塗布する作業が必要となる*1。これがオイリング。特に比重が大きいエボニー、グラナディラ等で必要らしい。自分の楽器は比重が小さい楓材なので必須ではないのだが、やはり長持ちしてほしいので行う。

どの油を塗ればいいかには諸説あるようで、固形化しやすい油(亜麻仁油・エゴマ油)と固形化しにくい油(オリーブオイル、アーモンドオイル)とで意見が割れているらしい。が、日本の有名なリコーダーメーカーの竹山リコーダーのお勧めにしたがって最初は亜麻仁油で、半年くらい経ってからはアーモンドオイル等に移行することにする。フラウト・トラヴェルソ(今普通に言う「フルート」の祖先)では演奏後毎回木が乾いてからアーモンドオイルをたっぷり塗る人もいるようだが…。

ジョイント部に油がついて固まると楽器が嵌まらなくなるので、まずラップでマスキングをする。頭部管のブロック、ウィンドウェイについてもダメなのでラップを丸めて押し込み、油がつかないようにする。それから買っておいた亜麻仁油をガーゼに染みこませる。多すぎると管の中で粒状に固まり、楽器を台無しにしてしまうので少量。ムラがないように管の中を通していく。次にガーゼをきれいなものに取替え、余分な油を丁寧に拭き取る。それからマスキングを外し、ジョイント部近くの内面に綿棒で塗り残しが無いように塗る。最後に指孔に染みていたり、外にはみ出していたりする油を拭き取る。この作業を頭部管、中部管、足部管それぞれに行う。後は染みこむ度合いが偏らないように時々向きを変え、24時間くらい乾くまでほって置くと完了。月1回くらいはこれをやって行こう。

*1:外側に塗るのもいいらしいのだが、金属のキーを外さなければならないのでパス。

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